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まいける(休業、FBに友リクを)

男性 - 東京都 (1966年生まれ)

化学調味料などの食品添加物や、残留農薬や、遺伝子組み換え食品。そういうものをなるべく摂取したくないという食生活を続けて15年が経ちました。しかしながら、私が読者だった頃のRDBでは、化調がどうのこうの、と書いてくださる方は皆無に近い状況でした。私がRDBに投稿するようになった動機は、まさにそこにあります。この先も、その点にはなるべく言及していくつもりです。

平均点 79.299点
最終レビュー日 2018年8月31日
1,384 602 10 8,489
レビュー 店舗 スキ いいね

「特塩 (細麺)  850円」@麺処 懐やの写真前回の満点レビューから1年半。
久しぶりに「懐や」のらーめんが食べたい!と
思ったので、片道412円のプチ遠征をしてきました(笑)。

一昨日の11時13分の到着でシャッターズ7番手。
11時半の開店時の並びは15名。
12時02分の退店時に店内外で12名待ち。
平日なのに相変わらずスゴイ人気です。

ご主人とお母様?のおふたりも、
店内の様子も変わってなくてひと安心。
過去2回は650円のシンプル版を食しましたから
今回はチャーシュー増し・味玉付きの
特製でいってみましょう。

先に今回は満点ではない理由を書いておきますと、
スープから伝わる生姜の風味が少し強めだったこと、
私はやはり具沢山のらーめんよりシンプルな
やつが好きなのだと感じたこと、その2点でしょうか。

提供の直前に七輪で炙られる豚のチャーシューは
今回は少し炙りが弱めだったのでしょうか。
噛むとジュワッとくる感覚が弱めで、
1枚を半分に切ったような細長いカットも
今ひとつしっくりきません。

味玉は、最近美味しい店が増えましたので
その中で飛び抜けて、という感はないのです。
それでも、850円でコレは他店ではありえない内容ですよね。

代わりに今回唸らされたのは、細麺の旨さです。
淡い卵色をしてして、肌はしっとり。
歯を入れていくと、
そこから粉の味の濃さが溢れ出します。

毎日のようにらーめんを食べていても
なかなか出会う機会が少ない、“王道の
中華そばの進化した姿”という麺になっているのです。

その麺と、分厚い鶏・淡い貝ダシ・マイルドな
塩ダレが行き交うスープとの相性も間違いありません。
現在は海老名にある「中村屋」の関連のお店は
そこそこ行ってますが、やっぱり「懐や」のが
いちばん旨いと思えるらーめんになっています。

終盤には卓上の自家製食べるラー油で
フライドガーリックの美味しさを堪能し、
綺麗に完食してフィニッシュ。
平打ち麺も試してみたいけど、
きっと次回も細麺で頼んじゃうだろうなあ。

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「塩らぁ麺 900円 + おにくごはん 450円」@らぁ麺屋 飯田商店の写真食い道楽ウィークとしている7連休の中日4日目は、
日帰り温泉を絡めて湯河原に行ってきました。

2011年5月と2014年5月に続く、3回目の「飯田商店」になります。
今月14日の昼11時40分の到着で、店外待ち7番手8番手。

この時間帯で整理券とかだったらどうしようと思っていたのですが、
平日だったせいか幸いにも整理券はなく10分後に無事着席。
12時20分の退店時に店外待ち7名という状況でした。
駐車場にも、ちょうど出ていく車と入れ替わりで
すんなりと入ることができました。

改装された店内は、店内写真のコーナーに一部をアップしたように、
新進気鋭の割烹みたい、めちゃめちゃ綺麗になりましたね。
トイレも綺麗になっていたし、
綺麗どころの女性2名を含めて従業員さんも増えました。
初訪の時はご主人がおひとりで切り盛りだったと記憶しています。

最新メニューの<塩らぁ麺>をお目当てにうかがったわけですが、
味の方もまた一層、研ぎ澄まされているじゃないですか。

いわゆる磯臭さではない、海の風味が口いっぱいに広がるのです。
質の良い昆布や貝類のダシを、繊細に引き出しているのでしょう。
あるいは塩も、本来の製法によって海の味わいを醸しているのかも知れません。
完全無化調による、超高級な海鮮スープといった趣なのです。

自家製による白い細麺の、滑らかな舌触りもたまらないですよ。
細いのに噛むとふんわり、小麦の風味が伝わってきますし。
スープとの相性も徹底的に考えられた様子です。

デフォのらーめんにチャーシューが3種というのも驚きました。
肩ロースに見えるのがモモ、バラ肉に見えるのがロース、それに鶏のムネ肉。
特に豚2種は、その見た目から、異様な質の高さが伝わります。
豚も鶏も、クセや引っ掛かりがない、自然な肉の味に満ちているのです。

<おにくごはん>は、先のロースが何枚も乗り、タレと一緒に
醤油漬けにされたと思われる玉葱のスライス、ブラックペッパー、
カイワレが配されています。
お米まで山形のミルキークイーンだっていうのですから、もう素晴らしい。

ただし、初訪時にいただいた<バター醤油ごはん>と同様、
らーめんほどの清冽なインパクトはありません。
ごはんものには、もうひと工夫あるといいなと、正直思いました。

もちろん綺麗に完食してフィニッシュ。
このロケーションでこの値段は強気以外の何物でもないですが、
その値段に見合う厳選素材の1杯を満喫することができました。
連れが頼んだ<醤油らぁ麺>も鶏感満点でまた美味しくなっていましたし、
次回また醤油狙いでうかがうのが今から楽しみです。


ところで、今回でレビューの数が1000になりました。
ぶっちゃけ最初は“暇つぶし”で始めたRDBへの投稿ですが、
今ではすっかり生活の一部になっています。
もちろん、いつもご高読をいただいているみなさんのおかげです。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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「小ラーメン  700円」@豚星。の写真今年初めての7連休の2日目。
そのお昼は、片道381円の、私にとっては大遠征。
懸案だったこちらを初訪してきました。

ニンニクをしっかり摂取したかったので、
その後に人と会う予定がない日を選んだのです(笑)。
今月12日の10時57分の到着で、初回着席のラス1をゲット。
ということは、開店3分前の到着でシャッターズ15番目だったのですね。

入口の近くに、灯油を入れるようなポリタンクに詰められた
カネシ醤油がいくつも置いてあって、これは壮観じゃないですか。
ご対麺は11時27分。
11時40分の退店時には店内待ちが16名という状況でした。
コールは、私の定番、ニンニク・アブラでお願いです。

まずはスープからいってみて、ビックリしました。
こちらは非乳化なのですね。
見た目は清湯醤油で、アブラも粒の背脂ではありません。

三田本店が好きな私は、な~んだ、ガッカリだな、と一瞬思ったのですが、
食べ進むうちに、その考えを改めさせられることになります。
今までに経験した非乳化のJではいちばん満足のいく1杯だったからです。

全体の作りが、とても丁寧というか、端正です。
スープは醤油感と甘みのバランスがいいですし、化調はキツすぎない。
平打ちの太麺は、クタっとなる手前の絶妙な柔らかさ。
ヤサイは歯応えが残っていますし、大きなブタ2枚は味付けが濃くなく、
これも肉らしい食べ応えが優先されています。

ニンニクのパンチは強烈ですが、それがなければ、
少し味の濃い豚清湯の醤油らーめん、とも受け取れる作りなのです。

Jが端正でいいのか、という議論はあるかと思いますが、
その方向で全体のバランスに優れた1杯になっています。
天地返しができる程度に、量も多すぎず少なすぎず。
化調なスープは残しましたが、評判通りの満足を得ることができました。

去年は「ラーメン二郎 八王子野猿街道店2」を初訪して、今年は「豚星。」。
あと懸案なのは、関内と「ちばから」と千住大橋ですね。

ところで、非乳化スープのJを始めたのはどちらのお店なのでしょう?
Jに詳しい方、ぜひ教えてください。

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「塩ラーメン  750円」@ラーメン星印の写真今月17日の東横線遠征へのプチ遠征、2軒目はこちらでいただいてきました。

半年ぶり2回目の訪問。
前回の<醤油ラーメン>が素晴らしくて再訪を楽しみにしていたお店です。
14時10分の到着で、先客5、後客0。
この日も店内は永ちゃんがガンガンにかかっていますが、
ロバート・パーマーの「アディクデッド・トゥ・ラヴ」に
そっくりな曲があって、オッ、と思ったりしました。

おひとりで切り盛りのご主人から丼が供されて、
その美しいヴィジュアルに惚れ惚れとさせられますよ。
澄みと濁りの加減が芸術的なスープと、淵を綺麗に囲む刻み葱。
その葱の淡い緑と中央の三つ葉の濃い緑との、色のコントラスト。

たとえば、麺が大地で、チャーシューとメンマが幹、
葱と三つ葉がそこに生い茂る葉、という雰囲気でしょうか。
箸をつけるのがもったいないくらいです。

まずはスープからいってみますと、レンゲを持ち上げる途中で
乾物な魚ダシがふんわりと香ってきます。
その魚系のダシと、鶏の厚み、マイルドな塩ダレの三位一体。
素材の組み合わせを吟味して、ストイックに磨かれたスープなのがよくわかります。
コクとキレのバランスが、ちょうどよいのです。
これは無化調ですよね?

断面がほぼ正方形の細麺は、ハイクオリティなスープにそっと寄り添う作り。
個々のパーツに目を配りながら丼全体のトータル性が俯瞰されている、
そんな1杯に思えます。
提供の直前に切り分けられる豚の肩ロースのチャーシュー、
ザクザクな食感の太いメンマ、フレッシュな葱と、
トッピングにもそれは等しく当てはまります。

もちろん完食してフィニッシュ。
私の好みから言うと、味わいにより華のある<醤油ラーメン>に軍配を上げますが、
これも美味しく美しい<塩ラーメン>なのは間違いありません。
加えて、佐野イズムから離れたオリジナリティという点では、
この<塩ラーメン>の方にご主人の独自性が表れていると感じました。

身も心も大満足な2軒を堪能した後だからでしょう。
帰りの東横線特急は、知らない間に熟睡。
新宿三丁目で降りるはずが、パッと目が覚めたら池袋に停車していたのでした(笑)。

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「塩 (細麺)  650円」@麺処 懐やの写真一昨日は小田急線の生田方面に所用がありましたので、
その前に「懐や」さんにうかがってきました。

4か月ぶり2回目の訪問。
午前11時半の開店の6分前に到着して、シャッターズ10名!に接続。
店内の待ち席5の最後尾をゲットでき、正午過ぎにご対麺。
12時15分の退店時の行列は20名弱!という状況でした。
8月28日にうかがった時は14時20分の到着で売り切れ閉店でしたが、
それにも納得の人気ぶりです。

この日も、ご主人と、お母様?の2名でのオペレーション。
30代かな?の、こちらのご主人の佇まいは好みですねえ。
おひとりで黙々と調理をしながら、配膳の時は「お待たせしました」、
客が帰る時は「ありがとうございました」を、しっかり客の目を見て発言。
嘘がない、というオーラに溢れていると感じます。
神奈川の「中村屋」さんの出身だけに、麺の湯切りも万全です。

前回の<しょうゆ>でも「感激」と書いて90点としましたが、
この<塩>も文句の付けどころがないのですよ。
最初のひと口で生姜がふわっと伝わってくるのは<しょうゆ>と同様。
その後から、塩ダレに仕込まれていると思われる貝類のダシと、
ベースのスープに炊かれている鶏の味覚が追い掛けてきます。

その、生姜・貝ダシ・鶏スープ、の三者が綺麗なトライアングルを描くのです。
塩による味付けと黄金色の鶏油も、上品すぎず、強すぎず、ドンピシャ。
キレがあるのにコクがある、とは、まさにこのことでしょう。
優しさと力強さを併せ持っているスープだと思えます。

麺とチャーシューの秀逸さについては前回のレビューを参照してください。
ブラックペッパーをまぶしたメンマ、鰹節?が乗った小松菜という名脇役も、
シンプルな作りだからこそ大きなウェイトを占めています。
卓上の<自家製食べるラー油>も風味が高く、
これ専用の辛い塩らーめんでもう1杯食べたいと思うくらいです。

そして、極め付けは、お値段。
この650円は、もう奇跡と言うしかないでしょう。

麺の量が少し軽めなので(140グラムあたり?)、
次回は100円増しの<大盛り>を頼んで麺とスープのバランスが崩れないか、
というあたりをチェックしたいと思います(笑)。

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「醤油ラーメン  750円」@ラーメン星印の写真一昨日は反町まで出かけましたので、
自家製麺SHIN」さんからの連食でこちらを初訪してきました。

お昼の11時55分の到着で、席数7のうちの空席1に着席、後客4。
40代かな?のご主人が、調理からレジまで、
おひとりで切り盛りをされているお店なんですね。
店内は永ちゃん一色で、大きなタオルやポスターが
とても綺麗なレイアウトで飾られています。
入口横の真っ白なスタンドマイクも永ちゃんグッズなのでしょうか?

口頭で注文したいちばん基本のメニューは、
実にシンプルなヴィジュアルをしています。
黄金色の鶏油?が浮かぶ清湯スープからいってみますと、
予想の通りに鶏の厚みがしっかり抽出されているのがわかります。

ああ、鶏スープの淡麗系の醤油らーめんね。
佐野さんの「支那そば屋」さんのご出身らしい作りだし、
こういうのは西早稲田の「らぁ麺 やまぐち」さんでさんざん経験済みなんだよな。
卓上アイテムがゼロなところも「らぁ麺 やまぐち」さんと一緒ですね。

正直、食べ始めはそう思いました。

ところが、終盤からお店を出た後の1時間にかけて、
この<醤油らーめん>の底力を痛感することになります。
鶏と醤油が少しずつ積み重なって、最終的には相当に豊満な余韻を描くのです。

魚系のダシを利かせたらーめんでダシの余韻を感じることはままありますが、
動物系のダシでのそれは、極めて珍しいことです。

おそらくは、丁寧な下処理がなされた、質の高い鶏が使われているのでしょう。
また、生醤油を主体に4種類が使われているという醤油も、
塩分が優しく、とても香りが高いのです。
らぁ麺 やまぐち」さんのように醤油が立ちすぎることがなく、
鶏と醤油ダレが高い次元で出会っている様子が伝わります。

ヌメっとした肌が色っぽい、全粒粉を配合の細麺も美味しいです。
提供の直前にカットされる豚の肩ロースのチャーシューは、
醤油の味付けを抑えて肉の質をダイレクトに味わえる良作。
全体に醤油方面の味に寄るところを、メンマのほのかな甘みが
アクセントをもたらす、という点も素晴らしいと感じました。

2軒目でしたが、こちらもしっかり完食してフィニッシュ。
シンプルだからこそ、ひとつひとつのパーツを
丁寧に高品位に磨いているらーめんです。
佐野イズムをもっとも理想的な形で未来に伝えていくお店は
こちらかも、と思いました。

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「塩レモンライム  850円」@自家製麺SHINの写真RDBでの告知で面白そうな限定メニューの発売を知りましたので、
昨日は片道の交通費432円の大奮発。
反町の「SHIN」さんにうかがってきました。

東横線って特急ができたんですね、初めて乗りましたよ。
1年4か月ぶり2回目の訪問。
お昼の11時30分の開店10分前の到着で、いちばん乗り。
開店してすぐに8席中の7席が埋まりました。
女将さん、変わらずお元気そうです。

前回にいただいた<アゴ塩らーめん>は限定からレギュラーに昇格したのですね。
ただし、今回のような限定麺が出されている期間は、提供はナシとのこと。
RDBで知り合った方々との初のオフ会がこちらだったから感慨深いなあ、
と思っているうちに表題のメニューが完成です。

丼を受け取ってすぐ、女将さんがいろいろと声をかけてくださいます。
いちばん上のセロリが辛いからスープとよく混ぜること。
辛みが足りない場合は増せること。
スープの濃淡は調節できること。
レモンとライムは適宜、別に用意された小皿に移すこと。
このホスピタリティがこちらの真骨頂でしょう。

タイらーめんインスパイアと思える今回のメニュー、
さっそくスープからいってみますと、もう強力に美味しいです。
鶏ガラと豚骨による厚みの上に、鰹節の風味が優しく鎮座。
九段下の「斑鳩」さんの<本枯れ鰹醤油らー麺>を、
もっとクリアに洗練させたような作りでしょうか。

毎朝打たれるという自家製の中細麺が、また素晴らしい。
粉のミッチリとした感覚が歯に伝わり、
スープとの相性もばっちりキマッています。

以前のレビューで、タイらーめんの弱点は麺、と書いたことがあります。
http://ramendb.supleks.jp/review/914420.html
そこを克服してお釣りがくる麺になっています。

こうした和サイドは完璧なのですが、私には、
このメニューのタイ料理サイドが、ちょっと味が強すぎると感じました。
タイの唐辛子によるフレッシュな辛みと、パクチーの風味。
これをスープと混ぜてしまうと、
最初のスープの味がほとんどわからなくなってしまうのです。

レモンとライム、及び、醤油と味醂で味付けされたグリルチキンは
辛みを程好く中和してくれます。
それでも、辛みを混ぜてしまうと最初のスープの馨しさは取り戻せません。

などと思いながらも、ナイス・チャレンジな一品を
しっかり完食してフィニッシュ。
女将さんに確認したところ、このスープは<塩レモンライム>のために
開発されたものなのだそうです。
このスープをストレートに味わえる新メニューをぜひ、と思いました。

この限定は9月10日から2週間ほどの提供だそうです。

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「特製つけそば  930円」@めん創 桜花の写真昨日は、家から片道1時間強の遠征。
今月30日での閉店が告知された「桜花」さんに足を運んできました。

2004年の5月と8月にうかがって以来、11年ぶり3回目の訪問。
麺屋武蔵 新宿本店」さんや「中華そば 青葉 中野本店」さんがらーめんの
新しい時代を拓いて、「渡なべ」さんや「俺の空」さんの行列が後に続き、
その次の季節を神奈川で盛り上げた無化調つけ麺の専門店です。
石神秀幸さんの本の掲載常連店でもありました。

午前11時の開店5分前の到着で、シャターズ6名に接続。
11時35分の退店時に店外待ち14名という盛況。
11年前とは店内のレイアウトが変わったでしょうか?
この日は、修行僧のようなストイックな佇まいのご主人は不在で、
厨房に若い男性、ホール担当の女将さんの2名でのオペレーションでした。

微ウェーヴの白っぽい麺は、極太寄りの太麺。
滑らかな肌を持ちつつ、しっかりと噛み応えがあります。
粉の風味もまずまずな自家製の麺で、デフォは210グラム。

粘度のない醤油味のつけダレは、いや~、懐かしいですねえ。
動物系のこってりとした厚みと、魚系のダシの風味が同居しています。
魚系は、鰹節、鯖節、宗田節、あたりでしょうか。
近年の精鋭店に比べると大きな特徴は見当たりませんが、
初訪時には完璧な美味しさと感じたのが思い出されます。

つけダレの中のトッピングは、手の平サイズの豚バラと、
分厚く長い豚バラの、ヴォリューミーな炙りチャーシューが2点。
葱と大葉が入った大きな鶏のつくねが2つ。

バラチャーは、かなり醤油の味付けが濃いのですが、
炙りの風味がつけダレに移って美味しさを増している様子が伝わってきます。
味玉も、黄身のゼリーな加減は完璧なのに、醤油の味付けが濃いめ。
このチャーシューと味玉の味付けの濃さが
ちょっとクラシカルな印象を持ち上げてしまい、もったいないと思えます。
魚ダシの風味の増したスープ割りをいただいて完食フィニッシュしました。

ご主人はおそらく、開店以来の味をずっと守ってこられたのでしょう。
もう少し繊細で淡麗な方面にシフトしていければ十分、今の時代にも
対応できる作りだと思いますが、ともあれ、「万策尽きて苦汁の選択」という
<閉店のお知らせ>の一節には胸が痛みます。

こちらの<つけそば>は、もしかしたら、
時代の流れの中でその役割を終えたのかも知れません。

しかし、こちらのようなお店が存在したからこそ
現在にまで至るらーめんやつけ麺の隆盛がある。
そのことを私たちは忘れるべきではないと思います。

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「しょうゆ (細麺)  650円」@麺処 懐やの写真昨日は小田急線の生田方面に所用がありましたので、
その帰りにこちらを初訪してきました。

ご主人は神奈川県の「中村屋」さんのご出身とのことで、
ある程度、味の予想をしつつうかがったのですが。
いや、これがびっくり。
記憶の中の渋谷高座「中村屋」さんや、「AFURI」さんなど既訪の都内の傍系店を
凌ぐ美味しさで、ちょっと今、感激しています。

30代かな?のご主人がひとりで調理をまかない、
お母様と思える女性がヘルプをされているお店なんですね
14時10分の到着で、店内待ち席5の最後尾に着席し、30分後にご対麺。
後客6が続いた14時50分に、スープ切れ閉店。
ご主人はしっかり「お待たせしました」と言って配膳をしてくださいました。

さて、この<しょうゆ>は、万人が思い浮かべる中華そばの味を
あまり想像がつかないくらい洗練させた作り、
とでも言えばいいでしょうか。

スープのベースは鶏と魚ダシがバランス良く交わっています。
魚系は、鯖節と宗田節とか、そのあたりでしょうか。
序盤は生姜がふんわりと利いていて、
次第に醤油のキレと鶏油のコクが存在感を増していきます。

塩分は決して控えめではないのですが、尖りや嫌なベタつきは皆無で、
「AFURI」さんの醤油スープに感じる甘みは、ナシ。
おそらくは無化調ではないかと思われます。

薄い卵色の極細の麺は、加水が低めで
食べ始めのミシミシとした食感に胸が躍ります。
次第に熱が入って、スルスルと啜れる後半の舌触りも実にイイ感じ。

で、また美味しいのが、豚の肩ロースのチャーシューなんですよ。
提供の直前に焼き網に乗せられて、片面だけ七輪で炙られます。
その炙りの香ばしさと、肉自体のジューシーな味わいといったら!
お客さんの多くが豚3枚乗せの<特>850円を注文しているのに
納得できる、素晴らしいチャーシューです。

ブラックペッパーがまぶしてあるメンマも丁寧に仕込まれていそうですし、
小松菜・海苔・細かいカットの葱も持ち場を無難にこなします。
卓上の<自家製食べるラー油>もバッチリ合いましたし、
夢中で完食してフィニッシュとなりました。

見た目はシンプルですが、実は、ものすごく丁寧に仕込まれて
いるんだけどシンプルに見せるらーめん、ではないでしょうか。
650円という極めて良心的なお値段にも、ご主人の姿勢が表れています。

<塩>も気になるし、<平打ち麺>も気になるなあ。
お近くの方が羨ましいなあ。
こちらはぜひまた来たいお店だなあ。
などと充実の食後感を噛みしめながらお店を後にしたのでした。

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普段は東京23区からあまり外に出ない生活を送っていますので、
まさか尻手方面に所要ができるとは思っていませんでした。
これは、「いのうえ」さんに行ってきなさいという天の声?

というわけで、昨日に初訪してきました。
お昼の12時半前の到着で、先客1、後客6。

さんの以前のレビューで、<特製>はトッピングが
増えるだけじゃなく麺も国産小麦100%に変更になる、と教えていただいて
いましたので、券売機の左上に位置する<特製>を迷わずプッシュ。
というか、ノーマルか特製か、メニューはそのふたつしかないのですね(笑)。

茶濁したスープは、煮干しがガッツリ利いています。
鶏や豚も使われているとのことで動物系の厚みもしっかり感じますが、
味覚的にはビターな煮干しがかなり優勢。
食べ進むごとに旨みが積み重なっていくような美味しいスープです。

白っぽくて断面が四角いストレート細麺もいいですねー。
粉々した感触が伝わる固めの茹で加減で、啜る感覚と噛む感覚、
その両方を楽しむことができます。

豚バラ・ロールのチャーシュー2枚、味玉、極太メンマ2本の
主要トッピングも、丁寧に仕込まれている様子が伝わってきます。
中でも、ほんの少しだけ甘みを感じるメンマが一級品に思えました。

大判の海苔3枚は風味が強力ですし、水菜はスープの動物系と、
刻み玉葱はスープの煮干しと、よくマッチしています。

しっかり完食した後は、煮干しスープの宿命でしょうか。
ちょっと塩分が高めに感じられ、恵比寿「おおぜき」さんでの
食後と同じく、唇がヒリヒリする感覚が残りました。

なので、<特製らーめん>自体は80点でもいいかも、なのですが、
サービスで別皿で出していただいたロースハムのタイプの
チャーシューが、まあ激ウマで。

これをぜひ正式に商品化していただきたいという想いと、
ご主人のおもてなしの精神への感謝の気持ちを込めて、プラス5点。
またうかがいたくなるお店、というのがよくわかる初訪になりました。

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