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昼飯専門

男性

かれこれ10年以上、仕事に絡めて「好き」で毎日ラーメンでした。「勘で飛び込む」から、ここを知り、「ちょっと書こうか」でしたが、何とその一杯の説明やら評価が難しいかと思い知りました・・。 色々と頂いて、「次々と出来る新店・似た様な和風」に疲れて、しばしレビ等止めてましたが、忘れてはいけないお店等、又ボチボチやってみます。ただ「美味しい」だけで無く、本音を書きますので、長文嫌いな方は無視して下さいね。

平均点 77.438点
最終レビュー日 2012年6月14日
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レビュー 店舗 スキ いいね
88

「ラーメン」@豚平の写真 この様な場所と言っては失礼ながら、田舎町でしっかりとした
ラーメンを頂けた事は嬉しい誤算です。これだから飛込みは面白い!。 
 中国自動車道、岡山の院庄付近か諦めてSAで食うかを思慮しつつ、
「津山発全国区」と書かれた看板に苦笑いをしながら開店前のこの店の
前を通ります。集客良さそうなIC前、12時からの遅い営業開始に
やる気なさを感じつつ・・・。そして再び12時前に通ると・・・、
「なぬっ?!。」既に店前駐車場がほぼ満車ですよ!。私はこの開店と
同時にやって来た地元客、「みんな楽しみにしてここへ来てる。」

 と推測し、即Uターン、最後の一台分へ滑り込み入店ですよ(笑)。
店内はカウンターのみ。当然ほぼ満席の活況ぶりに期待が膨らみ、いかにも「ちょくちょく来てる客」を装い
着席と同時にチラ見した壁メニューに「ラーメン」しか選択肢の無い事が解ってますから、
「ラーメン、大盛りで頂戴。」とクールに着席したら、「大盛りないんですよ~。」と思いっきりスベった(笑)。

 じゃ、と「ご飯少し」を注文しておきます。ライスにキムチのラーメン定食¥950に「ボったくりか?」とか
思いつつ、帰りの会計は¥700+確か150or100で、「小ライス」扱いで安くしてくれておりました。
大体、ラーメンしかなく、(後でつけ麺の存在も気付きましたが、殆ど注文通ってません。)それが¥700、
立地とか考慮すると、良く言われる「強気」な価格設定とは言えましょうか?。ま、内容次第ですよ。


 待つ間店内を見る・・カウンターのみ15席位、もう8年くらい前の雑誌の切り抜き等に郷愁を感じます。
やや若めに見える店主さん、非常に節度ある挨拶を行いつつ、テキパキと掛け声と共に麺をあげておられます・・。
後は女性1名と厨房内に男性1名ですから、合計3名。こう云った店には「おかあちゃん」が欲しいけどネ~(笑)。

 一つ感心したのは、退店時にカウンターへ客が皿上げしなきゃいけない事。(書いてあるし)これ又強気ですよ。
勿論、殆ど皆さんがコップから何から上げてますが、忘れた人がいると店主さんから
「お手数ですが・・申し訳ございません。」と言われると、皆、逆に恐縮して慌てて上げてますよ~。
無論、私も帰りに倣ったのは言うまでも有りません(笑)。
隣のオヤっさんが到着直ぐ待ってました!とばかりにスープをむさぼり飲む姿に、大きく期待に胸を膨らませて
待つ事10分少々、


        「ザ・豚骨醤油な」スープカラー、叉焼の盛り・・・

             やけどスープの細かな気泡と雲状の濁りが中々良さそうやな・・・。


 IC前という立地頼りに見える事から、「業務用〇〇」を多用した「騙し」の数々を実は少々勘ぐってましたが、
このビジュアルと立ちあげる香りに、一定以上の旨さが予見出来ました。




=== スープ ===<野菜出汁の利いた豚骨醤油>

 切り抜き記事には、豚骨を中心に数種類の野菜を長時間煮込んで・・と、まあ「常套」な紹介分。
ただ、昔は「スタミナ」と呼ばれた事もあるらしく、滋養分の多い野菜を中心に秘伝の何かを使うらしい。

 写真の通りの濁り醤油色目の豚骨醤油で、もう少しで乳化した「白」勝ちになりそうな濁り感。
僅かなトロみを感じなる素直な粘度で、背脂は載ってませんが、表層~丼端っこはかなりオイリー。
お味は、


        程好い豚骨重さと表面油でまったりタッチ、


          薄甘い豚骨と他の脂甘みと醤油のキレがウェルバランス・・


           の中、「香味野菜的」、スッキリとした「滋味」がスーっと後口を支配!。


 これは「個性的」です!。「豚骨醤油」の部分だけなら、普通に真面目に摂られた動物出汁だけで
「良い味」でしょうが、とても「シャープ・キレ」のある野菜系出汁が後味でしっかり主張して来る。
この「野菜出汁感」、ハッキリ言って私の拙い経験では、関西地区では「他に無い」と言えるレベルですよ。

 オイリータッチを先ず感じて、しっかり丁寧に摂られたらしき豚骨のまったり軽めな甘深みと
醤油のコクキレを味わった頃に現れる、この縁切れの良い野菜滋味に、勝手に「香味野菜的」と書きましたが、
当然、ニンニク・生姜辺りは当たり前でしょうが(ただ増量?)、きっと何か秘策があるのでしょう・・。
 
 いやいや、これは驚きました!。「丁寧・ほっこり・あっさり」とか「野菜の甘み」と云ったスープは
田舎街で出会いそうですが、まろやかさの後にスーっと縁を切りシュパっと込み上げて来る
「スッキリ」後口が強烈に味に個性を与えてます。単に濃く仕上げてない豚骨出汁とのバランスも良く、
「豚骨・醤油・野菜」が上手く解り易いバランスを作り、「オイリーなのに、シャープな味」と印象付きます。
この野菜マジック、山間部の収穫物のメリットを最大限に活かしていると言えましょうか?。
「豚骨中心」と書く記事以外に「げんこつとか鶏」の丸さとかを色々感じますが書けば長くなるので
纏めると、


 一般的には「油っこいけどコクがあって、サッパリ食えて旨いんや~。」とか言われそうなその秘訣、
真面目に摂られた絶妙重さの豚骨出汁旨味、醤油のアクセントの裏で利く「スッキリシャープな野菜滋味が決め手」
                                       ・・・とお伝えしたい。




===  麺  ===<軽いウェーブの中太麺>

 豚骨醤油に合わさる事の多い中細ストレートとは違います。
少しの茶黄色、エッジは丸めで肌に少しのモロみが有り、「にゅるっ」としたタッチが特徴的。
食べ味は、


      その太さか来る「ぷりりっ」とした口あたり、

          噛んではクニュムニュとした全体潰し感で程好くボリューミィ。

              そのヤワ感の中、噛み込みでモッチリとした粘りもある。


 やや多めな加水や熟成を感じる「にゅるぷり」としたタッチが中々に個性を発揮してる「良い」と言える麺。
その「優しい」口当たりも、「コシ」重視派にはややヤワですが、多くの人に食べ易く感じられる事でしょう。
又、スープとの強さバランスを保った中での太さ・タッチで丁度良いと思えます。


 ニュルっとした肌に何処かうどん的なタッチも併せ持つ、満足ある食べ易さの中太にゅるぷりウェーブ麺・・
                                          ・・とお伝えしたい。




===トッピング類===<チャーシュー、モヤシ、ネギ>

 ごく一般的豚骨醤油チックな品数ですが、チャーシューが写真の通り丼一周8枚位と多くて有難い。
このチャーシュー量なら¥700-でも納得出来ます。

 そのバラチャーシューのお味、外周一枚だけしっかりした甘醤油の常套味、に香ばしさを付け、
中は薄塩味的ジューシータイプ。5mm程度の肉厚もあり、レトロタイプながら、
「好き」な人を多く輩出しそうな良く出来た品。ご飯と一緒に頂いたりもして、私個人も印象が良い基本忠実品。

 モヤシ、ネギも想像通りながら、見るからに「フレッシュ」さが伝わるネギがイイ。
スープと噛み飲むばネギらしい、軽いニガ甘みを染み出させ、これも出汁同様、産物を十分に活かせてます!。


 トッピング類、全くオーソドックスながら、「手抜き」の無い、鮮度の良い素材感と調理が好印象。




=== 総  評 ===<数多い豚骨醤油とは一味違う個性が光る>

 麺に対して、「多い」と思ったスープ、「暑い」と思いつつも、綺麗に完飲。
最後少し残してやめようとしたけど、又レンゲを持たせる「魔力」あった・・。
このスープ量と小さなご飯でお腹の張りは感じるも、やっぱり旨いラーメンは大盛りが欲しかったなぁ・・・。

 当初、「オイリー」に映ったスープ上油膜、確かに見た目通り入ってましょうが、
この珍しいとすら思える「スッキリ野菜出汁」感で見事にそれを感じさせず、豚骨の薄甘み・コクを壊す様な
味付け・過ぎた塩分の無い醤油纏めで、スパスパと飲めた!。
更に、この太さによる食べ応えと存在感ある麺とのコンビ、其処らにある豚骨醤油との違いは明白に思います。
当初、「こんな所で期待してもな・・・」と入店した無粋な気持ちm(_ _)mを綺麗に洗い流してくれました・・。 



 「又、来るか?」・・・「はい。」・・・やたらに濃厚では無いお味ですが、「魔力」十分。
気持ち良い挨拶で退店出来ましたし、この前後のICでの用事でも間違いなく来させて頂きます。
営業時間の短さがネックかな?・・・。


 点数付けに当たっては、これはもう80点~の開始、「中盤超え」が視野に入ります!。
「田舎でこんな凄い店見つけてん!しかもRDB未登録ぅ!」って嬉しそうに騒いでる訳では無く(笑)、
冷静に計って、「この味・この一杯」を考えてです。昔から有りそうな「レトロ」タイプでは有りますが、
最近頂いた中の「例」としてゆうらいと同様の「無くなってはいけない、ファン多き魔力ある味」ですから。
一般的な「たまにラーメン」な人はその底味に気付けず、逆に「普通~」と言いそうな事が懸念されますが、
いえいえ、この真面目に摂られた出汁類が奏でる、「個性抜群で旨過ぎる豚骨醤油!」と私は言えます。




           太くて個性あるタッチの麺に絡み付く、

             豚骨・脂の甘み、醤油のキレと香ばしさ、

               そして野菜のスッキリ滋味スープが素敵!!




 御馳走様でした!。これからも妙な「流行り」に流されず、末長くファンに愛され続けて下さいネ!!。
                (麺だけ増量でいいから、「大盛り」、メニュー化して欲しいなぁ・・・。)

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